訪問現場で遭遇する摂食嚥下障害は、誤嚥や窒息より、「食べこぼす」「時間がかかる」「食欲がない」などの訴えが大半です。つまり、長寿が故に生じる自然な流れともいえます。
従って、「障害」として対峙するのではなく一つの「ナチュラルコース」として取り組み、現場では「リハビリ」より、「有効なアドバイス」が求められます。フレイルを経て要介護に至った方の劇的な回復は困難な傾向にあるため、“治らない事もあるからこその医療”という我々側のパラダイムシフトが勘所になります。
本セミナーでは、その方が歩まれてきた歴史や価値観を尊重し、“結果”ではなく“プロセス”に力点をおいた“看取る歯科医療”をテーマに症例を通して討議できれば幸いです。
※お一人でももちろんご参加可能ですが、歯科医師・歯科衛生士・歯科従事者、皆様揃ってのご参加をお勧めします。
※セミナー参加費には教材費、消費税を含みます
